現在稼働している機種といえば5.5号機から6号機までが多くなってきています。
旧基準機と呼ばれている機種たち(バジリスク絆・ハーデスなど)は、台数もそこまで多くはなくなってきていますね。
今後も設置が増えることはなく減っていく一方でしょう。
そんな中で、パチスロ5.5号機〜6号機に掛けられた出玉規制や出玉試験内容までも、全て覚えている方は少ないと思います。
基礎知識として、現在のパチスロ機がどのような規制や出玉試験をくぐり抜けてきているのかは知っておくべきことだと思います。
というわけで、今回はパチスロ5号機〜6号機の出玉規制・出玉試験の内容を、まとめてみましたのでお伝えしたいと思います。
【パチスロ】5.5号機〜5.9号機における規制内容
5.5号機から5.9号機における規制内容は以下の通りになります。
5.9号機からはART中における有利区間(出玉上限)が加わっている事が大きな違いです。
これによって、一撃5000枚〜10000枚などの大きな出玉獲得が不可能となりました。
パチスロ5.5号機と5.9号機における自主規制内容 | ||
---|---|---|
規制内容 | 5.5号機 | 5.9号機 |
ATの搭載 | 不可 (ARTは可) |
不可 (ARTは可) |
役物比率モニタ | 非搭載 | 有利区間比率を表示 |
ナビ有利区間の設定差 | 有利区間機能は非搭載 | 設定差なし |
ナビ有利区間のリミッター | 最大1500Gで終了 | |
有利区間ランプ | 移行後は常時点灯 | |
有利区間でのナビ発生 | 1回はナビ発生 | |
ボーナス成立時の確率 | 規定なし | ハズレ確率>小役確率 |
1Gあたりの純増枚数 | 2.0枚以下 | 2.0枚以下 |
通常時の出玉率 | ボーナス以外では100%以下 | ボーナス以外では100%以下 |
※参考引用:ガイドステーション様
【パチスロ】6号機における規制内容
6号機になって出玉の有利区間というのが明確になってきました。
それも一撃出玉が2400枚で終了という点が、出玉規制に関わる一番の特徴です。
パチスロ6号機の新規則 | ||
---|---|---|
規制内容 | AT・ARTによる出玉を 役物比率に含めない場合 |
AT・ARTによる出玉を 役物比率に含める場合 (ほとんどはこちらが該当) |
ATの搭載 | 可 |
可 |
役物比率モニタ | 有利区間比率を表示 (7割まで) |
AT・ART込の役物比率を表示 (7割まで) |
ナビ有利区間の設定差 | 設定差なし | 設定差を設けられる |
ナビ有利区間のリミッター | 最大1500Gまたは2400枚で終了 | |
有利区間ランプ | ナビ発生&ボーナス以外で 出玉が増える区間は点灯 |
|
有利区間でのナビ発生 | 規定なし | |
ボーナス成立時の確率 | 規定なし | |
1Gあたりの純増枚数 | 規定なし | |
通常時の出玉率 | 規定なし |
※参考引用:ガイドステーション様
要するに一日打ち切っても、万枚達成となるのは相当困難となるように仕掛けられた仕様となっているでしょう。
そして、5.5〜5.9号機では搭載不可とされていた「AT搭載」が可能となったことにより、短時間での高速出玉スピードの実現が可能となりました。
例えば大都技研からリリースされた6号機「リゼロ」に関しては「AT1Gあたり8枚」などの獲得を可能とすることにより、通常時のハマリを深くするなどの機種も存在しており、終日打ち切っても万枚獲得までにはほぼ至らないものの、かなりの荒波スペックで高評価を得ている機種となっています。
【パチスロ】5号機・6号機の出玉試験を比較
それでは、パチスロ5号機と6号機の出玉試験の内容を比較していきましょう。
今までの5号機の試験では無かった下限枚数の試験なども加わって、6号機では細かく出玉試験のチェックが行なわれています。
特に上限枚数では17500Gの試行において、出玉率(機械割)が115%以内にしなくてはならないという、かなり厳しい試験内容になっています。
5号機・6号機の出玉試験の違い | |||||
---|---|---|---|---|---|
ゲーム数 | 下限枚数 (出玉率) |
上限枚数 (出玉率) |
|||
5号機 | 6号機 | 5号機 | 6号機 | 差枚数換算 | |
400G | – | 33.3% | 300% | 220% | 約+1240枚 |
1600G | – | 40% | – | 150% | 約+2070枚 |
6000G | – | 50% | 150% | 126% | 約+4040枚 |
17500G | 55% | 60% | 120% | 115% | 約+6800枚 |
※参考引用:ガイドステーション様
これによって、高設定域の荒ぶった出玉上限を抑えるために、ATなど大当たりの連続当選時に出玉試験に引っかからないようにしなくてはなりません。
なので、高設定域のスペックとして5号機に比べても余計に出玉が激しく出過ぎないような仕様になっているのかと思います。
最近の6号機(AT機)の高設定スペックを見ても、こういった出玉試験が行なわれている以上は仕方ないといった見解ですね。
今後リリースされる6号機の特徴としても、同じような仕様の機種が発売されていく可能性が高くなりますね。
今回のまとめ
今回は5号機と6号機の出玉試験で行なわれている内容をお伝えしました。
この内容を見れば、現在の5.9号機や6号機としてリリースされてくる機種の仕様にも納得いくのではないかと思います。
立ち回りに関してもこういったパチスロ業界の事情を知った上で、機種の仕様を理解し取り入れていけば、勝ちにも繋がっていくかと思います。
しばらくの間はこういった厳しい規制の中でどのような機種たちが発売されてくるのかが非常に見ものです。
段々とこの業界の勢いが無くなっていく中で、これからも勝ちに繋がる機種が出てくれることに期待したいです。
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